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今回は、電験三種の受験科目は最初はどれにすべきか、について記します。
結論から申しますと、どれでもいいです。
ほとんど差はありません。
機械から始めようが法規から始めようが理論から始めようが電力から始めようが、
どうでもいいです。
強いて序列をつけるならば、
①電力、理論、法規
②機械
程度の効率格差はありますが、それでも大した差はありません。
なぜならば、どの科目においても相関性や段階性はほとんど見られないからです。
相関性というのは、この科目をやるとあの科目の理解力が上がるという意味です。
段階性というのは、この科目をやってからでないとあの科目はさっぱりわからないという意味です。
流石に100%連動性がないとまでは言いませんが、
あったとしても各科目間の関係性は10%程度です。
それゆえ、どれから始めようが大して変わりがないのです。
電験三種の各科目において学習する暗記内容には関係性がほとんどありません。
好きな科目から始めて頂いて結構です。
理論から始めたほうがいいですか、とか
高校数学からやるべきですか、とおっしゃる方が問い合わせの中で結構な数いらっしゃいますが、
数学は他の記事でも語っている通り、おさらいする必要はありませんし、
電験の科目はどれからやろうが大して差はありません。
ただ、科目の暗記量には違いがあります。
機械だけは、他の科目より、計算問題においても知識問題においても暗記量が多いです。
計算問題の中身も多少いりくんだものが多い印象です。
それゆえ、最初にとりかかる科目としては、機械のボリュームで心が折れて受験自体を諦めてしまう
可能性があります。
それほどのボリュームがあるのは機械のみです。
よって機械だけは後回しでもまあいいのかなと思います。
タフな方は機械が最初の科目でもいいと思います。
どうせいつか勉強しなければならないのですから、最初にめんどうなものを片づけてしまってもいいと思います。
なお、蛇足ですが、
①電力、理論、法規
の中でもとっつきやすさの序列はあります。
強いて言うならば、一番とっつきやすいのは電力です。
理論と法規がどっこいどっこいといった感じです。
電力のほうが理論よりもとっつきやすいと語る根拠は、
「理解しやすさ」
です。
理論の学習内容は、正直こめんどうなものが多いです。
かたや電力は、計算量は理論より若干多いものがあるものの、
内容自体はあまり複雑でないので理解しやすいです。
問題集の解説を見た時に、
さっさと理解しやすいのが電力、
たまに行き詰るのが理論、
といった感じです。
ゆえにトータルな勉強時間としては、電力のほうが理論よりも仕上がるために必要な時間は少なくてすみます。
取り残された感のある法規は正直どのタイミング、どの順序で学習開始してもいいです。
ただの暗記なので。
改めて結論を申し上げますと、
電験三種はどの科目から始めようが割とどうでもいい
ということでした。
めんどくさい勉強はなるべく後回しにしたいのが人情ですねー
皆さんが電験三種に合格されますよう、お祈り申し上げます。
伝説の松本学習塾でした。
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