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今回のテーマは、要約技術です。
主に触れるのは、大学入試における小論文ですが、
これは中学生の作文においても共通する部分がありますので、ご一読をお勧めします。
結論から申しますと、
「どの主語(S)が、どの目的語(O)に対して、どう動作した(V)のか」
を明確かつ短くシンプルに記載することを心掛けることが最大の要点です。
何をそんな基本的なことを、と思われるかもしれませんが、
いざ受験生が書いた小論文や記述文を見てみると、
興譲館の偏差値の高い学生でも、論旨が不鮮明な文章を書くケースが多いです。
中学レベルの感想文などであればなんとなくで書けてしまう場合もありますが、
高校レベル以上の評論文、小論文用の問題文などの、
長大で情報量が多い文章になると、「なんとなく」では対応できなくなることがままあるようです。
「なんとなく」ではなく、意識的に
「主語、目的語、述語を明確かつ短く書く」
ことを意識してください。
「文章として不十分だなあ」と思わされる最大のポイントは、
「端的に書かれていない」です。
「必要以上に長く、主語も目的語も定まらず、余計な補足情報が多いゆえに、読みづらく伝わりにくい」
これが「端的ではない」の内訳です。
単に文章として読みづらいだけなら、まだ入試上の不利はありませんが、
論旨が不明瞭となると採点上では大幅な不利になります。
不明瞭になる最大の原因は、くどいようですが
「主語、目的語、述語が定まっていない」
からです。
こういった「論旨の不明瞭」「読みづらく伝わりにくい文章」を改善するポイントは、
「自分の文章が本当に他人にわかりやすく伝わるものかどうか」
「無駄な情報が入り過ぎていないか」
と常に考えながら自分の文章を読み返すことです。
100%自力でこの訓練を繰り返すことにも限界はありますので、
一番効率的な方法は他人に読んでもらうことです。
他人の目を意識しないと文章は上手になりません。
新聞の社説でも評論文でもなんでもいいですが、
ある程度かたい文章を自分なりに要約した後、
身近な人間、親、先生にレビューをお願いしてください。
その際の大事なポイントは
「はっきりと意味が伝わるわかりやすい文章かどうか、厳しめに言ってくれ」
と伝えることです。
「まあなんとなく言ってることはわかるよ」
程度で終わらせると訓練になりません。
「厳しめに言ってくれ」
が重要です。
また、さらに重要なポイントは、
「できるだけ短い字数で要約すること」
です。
具体的には、200字以内が望ましいです。
原稿用紙1枚分、400字ですと、余計な情報をいくらでも入れられて、
下手な人でもそれなりの文章が作れてしまいます。
「400字程度に要約しなさい」
という問題を出す傾向にある学校を志望しているのなら何の問題もありませんが、
ほとんどの場合、
「本文での主張を踏まえた上であなたの考えを500字程度で論じなさい」
という内容のものが多いので、
「ふまえた上で」を「要約して」と考えると、
やはり200字程度に文章を要約できる能力が重要になってきます。
長くまとめるなら誰でもできます。
短く、なおかつわかりやすくまとめる能力だけが評価の対象になります。
200字程度の要約を、「主語、目的語、述語を明確にした上で」書く訓練を積んでみてください。
小論文を書く上で、最大の武器になること請け合いです。
当塾では、独学の方法論を授けて塾生の実力を養成しています。
当然ながら、中学高校よりも効率はよく、本質的かつ進捗は早いです。
学校の勉強なんてものは集中してやれば1年程度で終わるようなものに過ぎません。
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