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大学入試ブログ 過去問の使い方
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今回のテーマは、「過去問の使うべきタイミング」です。
結論から申しますと、大学入試の過去問は、
「さーて今の実力なら何点とれるかなー」
的な腕試しで使うものではございません。
過去問の出題傾向を知るため、その情報を収集するために使うのが真に有用な使い方です。
さらに付け加えるならば、マスターするためです。
最低限、7,8年分程度の過去問くらいは百発百中できる程度にやりこんでください。
これは受験の最低限の基礎です。
本題に入ります。
過去問に取り組むべきタイミングです。
改めて記しますが、過去問は入試本番前にいきなりやるものではありません。
かと言って、受験勉強の最初期からやるものでもありません。
せいぜい、受験勉強を本気で始めてから、4カ月目くらいで触るのがベストです。
それで歯が立たないなら、また基礎勉強に戻るとよいでしょう。
ミスしながらも、「そこそこわかるかなー」くらいの理解度なら、その過去問を何度も反復してマスターしましょう。
百発百中で正解できるまで反復してください。
これは最低限の基礎です。
「過去問なんかもう2度と出ないんだからやる意味ねえよ」
というのは事実ですが、
しかし、数年程度の過去問くらいはマスターしておいてください。
その程度の問題も完全にこなせない人は、本番でも結果を出せません。
「これさえやっておけば大丈夫」ではなく、
「これくらいのことは最低限やっておけ」なのです。
腕試し的な使い方が、なぜ駄目なのか。
駄目というより、本来の使い方ではないのです。
最初にも述べた通り、過去問に取り組む真の意味は、出題の傾向を知るためです。
ではさらに、何のために出題の傾向を知る必要があるのか。
それは、最適な勉強法をするためです。
仮に出題傾向も何も知らずに、がむしゃらに参考書等を用いて学習を進め、
本番直前まで、出題傾向を全くおさえていないとします。
そういったことを行う人の心理はこうです。
「参考書や問題集をめちゃくちゃやりこんで実力を超高めておけば、どんな問題が来てもいけるっしょ」
この思考には全く理がないわけではありませんが、
パーセンテージで言えば50%くらいしか妥当性はありません。
こういった考え方の人は、よほど地頭が強い方であれば別ですが、
多くの場合、様々な試験で、こけます。
「めっちゃ高い力さえつけておけばどんな敵が来ても勝てる」
これは言い換えると
「敵のことなんか事前調査しないでぶっつけ本番で勝つ奴が本当に強い奴」
ということです。
「相手のことなんか対策するのは弱い奴がすること」
とも言えます。
この考え方は、今すぐやめてください。
結論から言えば、
「勝率が高い人は、基礎訓練に加えて、相手の対策も入念にやっている」
が現実です。
「いやー事前に対策なんかなんもしてないなあ」
と言う方も一定数いらっしゃるかもしれませんが、
それは地頭に自信があって運も大分いい人だけです。
今この記事を読んでいらっしゃる方で、
「自分は地頭強いし事前の対策だの下調べだのいらないな」
と思う方は是非その道を進んでください。
多分それで大丈夫です。
話を戻しますが、
要は、出題傾向を押さえた上で学習を進めたほうが、効率がいいのです。
これは、各大学の二次試験における事実でもありますが、
それ以上に、共通テストにおいて顕著です。
科目としては、英語、数学、物理などで威力を発揮します。
これらの科目でこそ、基礎学習がある程度済んだら、さっさと過去問に取り組んでください。
そして、真に重要なのは、
「この問題を解ける自分になるためには、現在使用している参考書をどのように取り組んだらいいか」
という意識を持つことです。
もう少し具体的に言えば、
「この問題に関する知識や解法は、この本のどのページの、さらにそのページのどのあたりに書かれている傾向にあるのか」
これを押さえることです。
話が長くなるので割愛しますが、
「出題される知識・情報・解法」には一定の記載傾向があります。
おおざっぱに言ってしまえば、
「点数に差がつく問題は、参考書のすみっこに書いてあることが多い」
です。
かなりおおざっぱに表現しているので、
「すみっこさえ覚えておけばオールOK」
ということではありません。
上記のようなことをヒントに、
過去問と参考書を往復してください。
「過去問に出題されている問題に必要な情報が参考書のどのページのどのあたりに書かれているか」
を意識しつつ取り組んでください。
ポイントはこれだけではありませんが、
わかりやすいおおざっぱなものはこんなところです。
当塾では、独学の方法論を授けて塾生の実力を養成しています。
当然ながら、中学高校よりも効率はよく、本質的かつ進捗は早いです。
学校の勉強なんてものは集中してやれば1年程度で終わるようなものに過ぎません。
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