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本質的学力ブログ 謙譲語と尊敬語を使える中学生に育ててください

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今回のテーマは、子供の言葉遣いの重要性です。


結論から申しますと、普段の言葉遣いで謙譲語や尊敬語をある程度使える子供は、

現時点で勉強の成績が芳しくないとしても、伸びしろが十分にあります。

以下の記述にて、その理由を述べていきたいと思います。


「勉強だけできていればいい」

「勉強しろとだけ言っておけばいい」

「将来自分が困るぞと脅しておけばいい」

こういった保護者の態度は、大きな間違いです。

上記のようなフレーズを何回か言っておけば、

あとで子供が学業その他で困った時に、

「だからあの時しつこく言ったのに」

と自分の責任逃れ、免罪符として使えると思ったら大間違いです。

子供の勉強適性、そしてそれ以前の言語能力や認識能力は、

普段一番多く時間を過ごすであろう保護者との会話から

既にその訓練の一端が始まっています。

勉強以前にまず、言葉遣い、語彙力が重要なのです。

子供に言葉の力を与えられるか否か、その責任は親にあります。

勉強を自発的にしない、あるいは得意ではない子供に

全ての責任があるわけではありません。

これは親と子の共犯なのです。


勉強は、紙のお勉強だけで成り立つものではありません。

勉強の適性以前に、まず日常生活の認識能力から基礎ができていなければ、

紙の上に書かれた情報を読み取って適切な行動に移すことすらできません。

その「基礎的な認識能力」の一つが礼儀であり、さらには言葉遣いです。


勉強が苦手な子で、謙譲語、尊敬語を使える子はごくまれにしかいません。

そもそも勉強が苦手な子は、発話能力自体が低いです。

これも、大人に対してどういう言葉を発すべきか、

どんな話題を投げかけられるか、がそもそもわかっていないからです。

率直に言ってしまえば、子供レベルだからです。

子供レベルの思考力で勉強が得意、という子はほとんどいません。

多くの場合、ませているか、ある領域において大人に近い価値観や思考力を

持っている子供が勉強にも適性を発揮する、というのが実情です。


こういう言葉の使い分けというのは、状況を認識する能力、

相手によって言葉遣いを変える能力、語彙力など、

一見関係ないようで、勉強にかなりの程度影響します。

関係ないようで、というより、勉強以前の言語能力として重要です。

こういった言語的な下敷きや基礎がしっかりしている子ですと

勉強がその上にのりやすくなるのは事実です。

裏を返せば、勉強が苦手な子というのは、

言語面で幼く、拙いケースが多いです。

謙譲語、尊敬語などの礼儀、マナーをある程度こなせる子供は、

状況の認識能力が高く、それゆえに紙の上に書かれた情報を読み取って使う能力も

高い傾向にあります。


何も、常にかしこまって必要以上に堅苦しい言葉遣いをしろと言うのではありません。


「状況、相手によって言葉遣いを変えられる程度の認識能力は持ったほうがいい」


と述べているだけです。

使えたほうがいい謙譲語も、

「~して頂いて」

などのごく基本的なもので十分ですし、

尊敬語についても、

「~なさって」

程度でもう十分です。

これが目上の人間に対して使えるだけで、

同年齢の子供とは視座が相当違ってきます。


「子供なんだからまだそんなことさせなくても」


と思う方もいらっしゃるかもしれません。

確かにその通りです。

ですが、子供を子供扱いしているうちは、子供の思考力は子供レベルのままなのです。

「少し背伸びさせる」程度の強制力を与えるのが、

「子供によい教育を与えたい」と思う保護者の義務だと私は考えます。



以下は、言葉遣いについての補足になります。

保護者が普段、子供の前で心がけるとなおよいであろう、という方針です。


なるべく話し言葉ではなく、書き言葉のフレーズを子供の前で使うようにしてみてください。

東北などの田舎ですと、どうしても方言を多用することになりますから、

それが転じて、会話の中に書き言葉が登場しづらくなるかもしれませんが、

なまりながらでも、書き言葉を保護者がまず子供の前で使うように癖をつけてみてください。

それだけで子供の認識能力の生育に差が出ます。

視点、意識の高さ、思考力、感受性は全て語彙力と口癖、普段耳にする言葉から

形成されるからです。

普段触れている言葉が、つたない話し言葉ばかりであれば、

脳みその中身もそれと同じになります。

可能な範囲で結構ですので、なるべく書き言葉を人前で使う癖を保護者の方がまず

率先して心がけてみてください。

子育てとはまた別の、教育や訓練というのは、

親の言葉遣いから既に始まっているのです。

教育を、紙の上や学校の中だけのことに限定して考えず、

今すでにこの空間から、子供との対面から無意識の訓練は始まっているのだと

考えると、やがてそれが学業にも派生してくるかと思われます。

(過度の訓練的な雰囲気や無理は長続きしませんし、よい効果も得られませんので

 ご注意ください)



当塾では、独学の方法論を授けて塾生の実力を養成しています。

当然ながら、中学高校よりも効率はよく、本質的かつ進捗は早いです。

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