今回は、山形県米沢市の進学校興譲館が抱える問題について触れてみます。
テーマは「学校側が気負い過ぎていて却って学生の学習を阻害している」です。
まず、興譲館が抱えている特徴を列挙します。
・どういうわけか国公立大学を推してくる(国公立を推す根拠は特にない)
・無暗に課題の量が多い(訓練効果は低く、負担でしかない)
・現役合格主義(これもまた正直何の意味があるのか不明)
・「受験は団体戦」という支離滅裂な号令(何を言っているのかがわからない)
・なぜか責任感が旺盛な学校(アマチュアなのにプロっぽく振る舞う)
これらの特徴に全て共通しているのは、
「合理的な根拠がほとんどない」です。
さらに言えば、本当に効果があるのかどうかの検証もなされていません。
私個人の印象としては、興譲館は悪くない学校だとは思うのですが、
それにしても身近に見聞きする話から察するに、
どうも構造的な問題点が多く見受けられます。
そして、これは最近巷で普及しつつある
「自称進学校」という揶揄的な呼称が持つ特徴と符合するケースが多いのです。
結論としては、
「興譲館の流儀に従う必要はなく、開放されてもよい。
というか、されたほうがよい」
です。
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