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今回のテーマは、「国語力を上げるための日常的習慣とは何か」です。
結論から申しますと、「脳内で説明癖をつける」が最も簡単で強力な手法です。
以下、具体的に記していきます。
国語力を短期間で劇的に向上させる特効薬は、ありません。
(実力テストや入試の国語問題の得点力を上げることは可能です。
しかし、ここで語るのはそういった学力的なことや得点的なことではなく、
根本的な思考力としての国語力です)
ゆえに、普段の習慣づけによって長い期間をかけて育むことが求められます。
国語力の内実は、語彙力と説明力です。
思考力が高い人で、言葉数が少ない人はいません。
また、何かを問われた際に、素早い言語化が不得意な人というのも、ほぼいません。
言葉周りの能力はそのまま思考能力に直結します。
考える力をつけるとかなんとか言う前に、
言葉の意味、知識、そして説明力の向上を志向すべきです。
道具も持たせずに、道具の使い方を上手くやれと言っても無理でしょう。
人間の思考は全て言葉によって構成されるからです。
思考を鍛えたければ、言葉を鍛えましょう。
それが国語力の正体です。
私個人の経験で言えば、元々国語力について持論を語れるほど
国語や語学が得意だったわけではありません。
10代の頃に、大変お世話になった先生と、以下のようなやり取りがありました。
「おい、松本。お前、この言葉(なんだったかは忘れてしまいました)の意味を知ってるか」
「えー、うーん、あのですねー」(10秒ほどまごつく)
「もういい。おい、そこのお前、お前は答えられるか」
この時、私が感じたことは、
「頭のいい人にとっては、数秒で手短に答えられないのは『知らないのと同じ』ことなのだ。
問われた瞬間に答えられるのが賢いってことなんだなあ」
です。
これ以後、私は日常のふとした瞬間に、
「この現象なり単語、理屈や法則、根拠などを、他人に伝わるように手短に、簡素に自分は説明できるだろか。」
と自問自答する癖がついてしまいました。
自問自答の後、自分なりの言葉で、脳内で説明のシミュレーションを実行する癖も同時に備えるようになりました。
その習慣の延長がが、こういったブログや他人にモノを教える仕事にダイレクトにつながり、
さらには、自分で何かしらの独学をする時も
「短時間で説明できるような本質は何か」
「もっと短い言葉で覚えやすく」
「言語化しづらい部分こそ言語化する」
と心がけるようになりました。
つまり、説明癖は、学力にもなり、お金にもなり、教養にもなるのです。
学力が高い子は、総じて発話力が高いです。
発話力というのは、ぺらぺらと無駄なおしゃべりが得意というのではなく、
物事を筋道立てて、結果と理由を手短に説明できる能力を指します。
発話力が高い子は発話量も多いです。
なぜに発話量が多くなるかと言えば、
「これこれこうなって、ゆえにこうなる」
と、結果と理由を、詳しく説明できるからです。
正確な理由や結果を語ろうとすればするほど、自然と言葉数は増えます。
単語でもニュースでもなんでもいいです。
現象、事件、歴史上の出来事、ものの値段、なんでもいいです。
とにかく、普段から気が向いた時でいいので、
「自分はこの言葉なり現象を素早く手短に他人に伝わるように説明できるか」
自問自答する習慣を持ってください。
国語力を鍛えるのは、手短に、簡単に、とはいきません。
普段の訓練が癖づいていないと絶対に不可能です。
「もっとうまくこれを説明できるようにしたいな」
このマインドがない限り絶対に国語力は向上しません。
他人に無理矢理上げてもらう性質のものではないのです。
(繰り返しになりますが、実力テストや一般入試程度の国語問題なら、
テクニックを使えば大した手間をかけなくても点数は上がります。
しかしそんなものは些末なものでしかありません。)
当塾でも、塾生に指導する際には、最初からではありませんが、
生徒が一定のレベルに達したと判断した際には
「この文法、何を見てどう判断するか説明してみて」
など、塾生の説明力をテストすることがままあります。
なぜならば、説明できる問題しか、試験本番で解くことはできないからです。
国語力は説明力であり、説明力はそのまま学力、学歴につながります。
「たかが言葉、たかが説明じゃないか」
と思って頂いても結構ですが、この世を全て構成しているのは言葉と説明なのです。
言葉と説明を制する者が全ての勉強を制します。
言語化は物事の分類につながり、可視化につながり、客観視につながり、最終的には抽象化につながります。
つまり、
言葉にすることが得意、説明するのが得意な人は、
ものを仕分けるのが得意であり、他人に見せたり伝えることが得意であり、
自分を客観視することが得意であり、物事の本質を抽出することが得意ということです。
いきなり説明というのも大変ですから、
まずは単語レベルから意識してみてください。
「この言葉の意味を、他人に伝わるように素早く手短に自分は説明できるだろうか」
このマインドセットを脳に植え付けてください。
それだけで他人と差がつきます。
漫画でも映画でもアニメでも小説でも、説明しろと言われると実は意外とうまくできない言葉や現象って、
存外多いものなんですよー。
それだけ自分には伸びしろがあるってことですねー
当塾では、独学の方法論を授けて塾生の実力を養成しています。
当然ながら、中学高校よりも効率はよく、本質的かつ進捗は早いです。
学校の勉強なんてものは集中してやれば1年程度で終わるようなものに過ぎません。
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