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  • 執筆者の写真学習塾 松本

教育論ブログ 「子供に自発性を持たせたかったら家庭内の会話を徹底することから」

更新日:2023年10月28日


オンライン高校・大学受験塾 伝説の松本学習塾です。

本日のテーマは「子供に自発性を持たせるために必要な回り道」です。


結論から申しますと、「自発性を持って勉強しろ!」と子供に迫ったところで

その子供に自発性が宿る可能性はほぼ0%です。


自発性というのはあくまで結果です。

能力や精神性、点数などの成果が一定以上備わってはじめて、

その延長で自発性、主体性が発現します。

そのため、自発性を子供に持ってほしいと親が願うのであれば、

まずすべきことは「自発性を持て!」「主体性を持て!」「言われなくても自分で勉強しろ!」ではなく、

能力・精神性・点数のいずれかを向上させることが第一優先になります。


これら3つの要素で最も見落とされがち、かつ多くの家庭で実施されていないのは

ずばり精神性の涵養です。

この場合、精神性とは「大人っぽいか否か」を指します。

自発性が強く自分で勝手に学習を実施できる子供は例外なく「大人っぽい」です。

子供っぽくて自発性が強いということはほぼありません。

また、この場合の「子供っぽい」「大人っぽい」の内容は以下のようなものです。


・発話数が多い。口頭でも文章でも単語を多く使って詳しく考えを説明できる。

 (ただのべらべらしゃべるうるさいおしゃべり好きは除く)

・大人と会話することに抵抗がない。勉強のことでもそれ以外のことでも、積極的によく質問する。

・暇つぶしの手慰み、指いじり的な行為がほとんどない。

・聞かれた質問に対してある程度正確に答えを返すことができる。


これらが大雑把に言って「大人っぽい」子供の特徴です。

こういった特徴を有する子供は多くの場合、勉強が得意であり、

得意であるがゆえに自発性も高いです。


ゆえに、勉強を強制的に仕込み続けるとか、そういったことの前に

「精神的に大人に近づけているか」のほうが長期的には重要な要素になってきます。


では、精神的に大人っぽい子供に育てるための具体的な方策は何があるか。

これもまた大雑把に言ってしまえば


「大人として扱う」


ということに尽きます。

「大人として扱う」

の内実は以下の通りです。



・大人が普段している会話を子供との会話に混ぜてみる

・テキトーなはぐらかしや無視、なめた態度に対しては毅然と

 「そんな態度は絶対に許さない!」と叱責する。



「子供っぽさが多く残っている」子供のご家庭では、

往々にして「子供を子供扱いしすぎる」傾向にあるように思います。


典型的な例で言えば、会話の不徹底が挙げられます。

例えば、子供が定期テストの成績表を一向に見せてこないとします。

それについて母親が「成績表はもうもらったんじゃないの?見せて」

と話しかけたのに対し、子供が無視あるいはテキトーなはぐらかしで

成績表を見せなかったとします。

この時点で追及をやめてしまうことは、幼児性をそのまま保持させることにつながります。

絶対に逃がさないでください。

要は、


「この大人に対しては不機嫌にして見せるか、無視するか、テキトーにはぐらかしておけば

 それ以上追ってはこないから永久にそれをやって逃げてやれ」


と子供が思うということです。

この状況が常習化してしまうと、子供が子供の脳みそのまま成長を止めてしまいます。

中学高校と学校に通っている間はごまかしながら特に問題も起きないかもしれませんが、

大学その他就職等の、「負荷が強い社会的状況」において色々と問題が起こる可能性が高まります。

おおざっぱに言ってしまえば、社会不適合を起こし、メンタル的な不調を起こす可能性が高いです。

早めに矯正を試みたほうが得策です。



話を戻しますと、これはつまるところ、家庭内の会話の問題です。

こういった小さな日常レベルのことが、子供の自発性の乏しさに確実につながっています。

「子供っぽい」子供の本質は、


「何からでもどこまででも逃げる」


ことです。

まず、会話から逃げます。

雑談程度のことはするかもしれませんが、少し自分に都合の悪い内容になると

無視ないしはぐらかしで正面から答えようとしません。

日常会話、自分に都合の悪い話題からすら逃げる子供が、

勉強から逃げないなどということがありえるでしょうか。

また、社会の現実や、自分の将来に何が必要かという、ひどく曖昧でタフさを要求される思考内容を

正面から直視して考えることができるでしょうか。

絶対にできません。断言します。


ゆえに、上記のような会話では、

子供が逃げようとしたら徹底的に追いかけることです。

絶対に逃がさないでください。


「いいから見せろ!時期的に考えて既にもらっているはずだ。見せるまで食事は抜きだ」

「はぐらかして逃げることは絶対に許さない。こちらの質問にまともに答えるまで絶対に許さない」


こういった毅然とした態度が必要になってきます。

キーワードは「絶対に許さない」です。

逃がさないでください。

何も子供をいじめて虐待しろというようなことではありません。

単に、


「会話程度のことも徹底できなければ他のことも徹底できるはずがない」


というだけのことです。

逃げ癖がある子供に対してはなおさら毅然とした態度、絶対的な態度が求められます。


自発性のある人間は、都合の悪い現実からも逃げることが少ないです。

(100%ではないです)

自発性のない人間ほど、都合の悪い現実や準備から目を背けて全てを先送りにします。

会話程度のことからすら目を背けて逃避する人間は、ほとんどの場合自発性もかなり乏しいです。

これまでの指導経験でそういった事例を数多く見てきました。


「絶対に許さない」このフレーズを、要所要所で子供への叱責の際に用いることをお勧めします。

学力の高低を問う前に、精神性の高低をまずはチェックしてみてはいかがでしょうか。

勉強を強いるよりも費用対効果は大きいかと思います。

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